TOMIXのレールは、「ファイントラック」という規格になっています。
ファイントラックのレールは道床付レールで、リアルな造形で出来て見ていて楽しいですよね。
今回は、TOMIXのレールのラインナップを全部紹介します!
レールの基本種類
ストレートレール
直線のレールです。使用頻度の高いレール型番は、S280、S140、S70等があります。「S」は「ストレート」の「S」で、数字の「280」は実際の長さが「280mm」という意味です。
車両の約1両分の長さが140mmとなっており、ストレートレールのS140が基準となっています。
また、S33やS18.5等の長さ調整用の端数レールもあるので、自由なレイアウトプランを組み立てることが可能となります。
直線区間で複線にする場合は、レールの中心から測って37mmの間隔を保って設置します。
カーブレール
曲線のレールです。使用頻度の高いレール型番は、C280、C317等があります。「C」は「カーブ」の「C」で、数字の「280」は「円にすると、半径280mmになるレール」という意味です。数字が大きい程、ゆるやかなカーブになります。
TOMIXでは標準のカーブレールがC280です。複線区間でもレール間隔は37mmに設計されている為、C280のレールで複線にしたい場合、C317のレールを購入すれば簡単に複線区間が作成できます。
- C243 ←カーブがきつい為、一部車両走行不可
- C280 ←標準レール
- C317
- C354
- C391
上記の5種類のカーブレールがあるので、最大5線の複線が作成できます。
ただし、C243のカーブレールはカーブがきつい為、一部車両が通過できないので注意が必要です。
新幹線等を通過させる予定がある人はC280以上のカーブレールでレイアウトを作成して下さい。
- C280-45
という品番の場合、C280のカーブレールで、円弧の角度が45°であるという意味です。
- C280-45 × 8個 = 円一周分 になります。
スーパーミニカーブレール・ミニカーブレール
スーパーミニカーブレール
TOMIX最小カーブレールで、C103のレールをスーパーミニカーブレールと呼びます。
ミニカーブレール
C140とC177のレールをミニカーブレールレールと呼びます。
特殊レール
バリアブルレール、リレーラーレール等、様々な種類の特殊レールがあります。
詳しくは下記記事で↓
ポイント(分岐)
線路を分岐させるレールです。2方向、3方向に分かれるポイントや、カーブ途中で分かれるポイント等、様々な種類のポイントがあります。ポイントを使いこなすとレイアウトの幅が広がって楽しめること間違いなしです。
ポイントは種類が多くてわかりずらいですが、基本レールの規格に合わせて設計されているので、ストレートレールとカーブレールの規格を理解していれば大丈夫です。
TOMIXのポイントは「完全選択式」の為、レイアウトを構成する上で使い勝手が良いです。
・ポイントを切り替わった方向のみのレールに電気が流れるポイント方式です。
詳しくは下記記事で↓
レールの形状
基本レール
名前の通り、TOMIXの基本となるレールです。レールの下に「木製まくら木」と「道床」が再現されています。道床は3色の塗装でリアルに再現されていて購入するだけ鉄道模型の世界を楽しめます。
また上記の写真の、PC(コンクリート)製のまくら木を再現したPCレールもあります。
PC枕木は、従来の木製枕木より耐久性を向上させた次世代の枕木です。鉄道模型では強度とか関係ないですが、実際の鉄道の枕木を忠実に再現しているのでリアルです。
複線レール
線路を2本並べたレールです。PC製まくら木を再現しています。
複線レールは「複線勾配橋脚セット」を使って簡単に複線高架を作ることもできます。
複線間隔はTOMIX標準の37mmとなっています。
スラブレール
バラスト(道床の砕石)・まくら木がないレールです。スラブ軌道を再現しています。
単線はもちろん、複線レールもあります。
近代的な車両(新幹線等)を走行させる高規格線路の再現向きです。
複線間隔はTOMIX標準の37mmとなっています。
ワイドPCレール
道床が広いレールです。2本並べると隙間のない複線を作ることができます。
PC製まくら木を再現していて、カーブレールにはカント(傾き)が付いていているので、車両が傾きながら通過するシーンを再現することができます。カントが付いていないレールとカント付のレールをつなぐアプローチレールを使用する特徴があります。
また、別パーツで高架や、壁を再現することができる為、拡張性が高いです。
例)【ストレートレール】→【アプローチレール】→【カント付きレール】の順で接続します。
ワイドトラムレール
路面電車等を走らせる路面軌道を再現しているレールです。
ワイドトラムレールのラインナップは、スーパーミニカーブレール・ミニカーブレールに相当する半径のレールがあります。
まとめ
今回は、TOMIX(トミックス)レールの種類を全部紹介してみました。
TOMIXは、KATOに比べ、レールの種類が多いので、自由なレイアウトが製作可能ですよ。